映画館のデータ活用:来場者情報と興行場安全を分ける確認設計
目次
利用目的と上映・安全の確認者を先に決める
映画館・シネコンで会員・来場者情報、予約・チケット、購買履歴、カメラ画像、上映・清掃記録を扱う場合は、利用目的、必要な項目、権限、保存、委託先、再委託、共同利用・第三者提供、削除、確認者、停止・連絡の手順を定めます。データ活用の結果を使っても、上映中止・再開、入場、避難、施設利用中止、防火・衛生・安全対応、チケット・返金、広告を自動で確定しません。
情報区分ごとに管理項目を確認する
| 情報・業務 | 確認する内容 | 最終確認者 |
|---|---|---|
| 来場者情報 | 利用目的、必要項目、権限、保存、削除 | 情報管理者 |
| チケット・予約 | 入力範囲、保管、閲覧、利用範囲 | 取引責任者 |
| カメラ | 入力範囲、保管、閲覧、利用範囲 | 施設管理者 |
| 興行・来場者対応 | 上映、入場、返金、案内 | 興行・施設責任者 |
| 防火・衛生 | 避難、利用中止、換気、清掃、通報 | 防火管理者・施設管理者 |
興行場の安全・衛生をデータの出力で確定しない
厚生労働省は、映画館を興行場法の適用を受ける興行場に含め、許可、構造設備、換気・照明・防湿・清潔等の衛生基準について案内しています。データを利用する場合も、上映中止・再開、入場、衛生・設備、安全対応を出力だけで決めません。
東京消防庁は、劇場など不特定多数が出入りする用途を特定用途の防火対象物として案内しています。避難、施設利用中止、防火管理、通報・連絡をデータ活用の出力だけで確定しません。
来場者情報・委託・広告の範囲を人が管理する
会員・来場者情報、予約・チケット、購買履歴、カメラ画像、顔特徴データを外部AIやクラウドに入力する場合は、利用目的、必要性、入力範囲、権限、保存、委託、再委託、共同利用・第三者提供、削除、漏えい時の連絡を確認します。個人情報保護委員会のQ&Aを確認し、情報管理者が外部サービスへの入力範囲を管理します。
データ活用の結果を広告、チケット・返金、入場、上映に反映する前には、取引責任者、興行・施設責任者、情報管理者が確認します。ArcHackでは、過去の来場データや天候・イベント情報をもとに需要を予測する集客予測による席割最適化システムを開発した実績があります。映画館の上映スケジュールや座席運用の判断材料として、こうした予測モデル・データ分析技術を活用できます。
よくある質問(FAQ)
Q1. Q1. データ活用の前に決めることは何ですか?
利用目的、必要な項目、権限、保存、委託先、再委託、提供、削除、確認者、停止・連絡の手順です。
Q2. Q2. データをもとに上映・入場や広告を自動変更できますか?
できません。上映中止・再開、入場、チケット・返金、広告、来場者情報の取扱いは担当者が最終判断します。
Q3. Q3. カメラ・チケット情報を外部サービスで処理できますか?
利用目的、必要性、入力範囲、権限、保存、委託、再委託、提供、削除、漏えい時の連絡を確認して、人が管理します。