電力会社におけるデータ活用:データ台帳と保安・需給の確認分担

電力会社におけるデータ活用:データ台帳と保安・需給の確認分担
目次

データ活用の前に台帳を作る

電力会社では、保全、運転、需給、設備、制御系に関する記録を扱います。データの出所、利用目的、確認者、更新、削除を台帳で整理し、目的や確認者が不明確な情報を分析や外部サービスへの入力対象にしません。

データごとの確認者を定める

データ区分 確認する内容 最終確認者
保全・設備 出所、更新、点検・検査との整合 保安責任者
運転・需給 前提、対象、更新、利用範囲 需給運用責任者
制御系 接続、権限、変更、機器管理 制御・情報管理者
異常関連 事実関係、対応、報告 責任者
外部委託 利用範囲、アクセス、再委託 情報管理者

保安・需給の判断を分析に委ねない

分析は記録の傾向把握、確認候補、需給・保全計画の検討を補助できます。しかし、設備の安全性、技術基準適合、保安規程、主任技術者の監督、点検・検査、工事・操作、供給停止・復旧、需給運用、緊急時対応をAIに委ねません。経済産業省は、事業用電気工作物の保安に関する情報を掲載しています。

制御系のデータを慎重に扱う

経済産業省は、電力制御システムについて、サプライチェーンリスク管理、セキュリティ仕様の確認、機器の適切な管理に関するガイドを掲載しています。制御系に関連するデータは、利用範囲、接続、権限、変更管理、機器管理、異常時の停止と連絡を確認します。

よくある質問(FAQ)

Q1. Q1. データ活用はどの業務から始めますか?

出所、利用目的、確認者、更新・削除を整理できる保全・運転・需給の記録から検討します。

Q2. Q2. 分析結果で設備の操作や供給停止を決められますか?

できません。設備の安全性、点検・検査、工事・操作、供給停止・復旧、需給運用は責任者が判断します。

Q3. Q3. 制御系に関連するデータはどう扱いますか?

利用範囲、接続、権限、セキュリティ仕様、変更管理、機器管理、異常時の停止と連絡を確認します。

参考資料

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